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山歩き

 23日の日曜日に北八ヶ岳の白駒池方面に行って
来ました。まだ紅葉が残っていると思って行ったので
すが、山の季節は平地より進むのが早く、麦草峠の
駐車場に近づくにつれ、山の樹(ヒマラヤ杉?)の高い
ところが白くなっていました。標高800mの我が家で
もまだ霜もないので最初は「あれはなんだろう・・」と
思いました。樹が枯れているのではなく、どうやら霜か
霧が凍りついたもののようでした。
 麦草峠(標高2120m)の駐車場には10時30分頃
着きました。土の上に白い粒が落ちていて、塩カリ(溶
雪剤)でも撒いてあるのだろうか・・・と思いました。とこ
ろが、林の中に入っていってもその白い粒が落ちてい
て、おまけに霜柱まで立っている・・。そこで、どうやら
その白い粒は、前日に降ったらしい霰のようです。山は
秋を通り過ぎて、冬に入っていました。
 10時40分頃駐車場を出発し、麦草ヒュッテ前の登
山口から、まず丸山(標高2329m)を目指しました。
登りはじめは、苔むした林の中を通っていきました。そ
のうち、石がゴツゴツしはじめ、結構急な所もありました。
以前登った仙丈ヶ岳の沢沿いの斜面を思い出しました。
結構きつい登りです。
 丸山の山頂付近は、麦草峠の駐車場から見えた樹に
ついた霧氷が間近に見られました。よくクリスマスに、
樅の木の先に白くデコレーションした飾りがありますが、
まさにそんな感じです。
 丸山の山頂に着いたのは、出発から1時間ほど経った
11時40分頃でした。きました。大きな岩がゴロゴロして
いましたが、開けて平らになっており、ほぼ中央の岩の
間に小さな社がありました。お日様は出ていましたが、
風がとても冷たかったです。そこで、昼食のおにぎりを食
べました。他に小さな子ども二人(そのうち一人は父親が
背負っていました)を連れたご夫婦と、男性3人のグルー
プが昼休みをしていました。
 セルフタイマーで写真を撮った後、とりあえず、高見石
小屋を目指しました。もう12時を回っていたので、高見石
小屋で時間を見て、どこを回るか決めようと思っていまし
た。
 高見小屋の前に出た時12時半頃でしたが、中山(24
96m)を回ってにゅうから白駒池に出ることにしました。
 相変わらず、道はゴツゴツしています。小屋の前の看板
には「ダラダラとした登り」と書いてあったけど、全然ダラダ
ラしていなくて、結構きつい道でした。
 午後になって、山の空は雲が出て風が強くなってきまし
た。同じような道が続いて少し飽きて来た頃、中山山頂の
手前の展望台というところでしょうか、遮る樹もなく、お天
気がよかったらさぞかし気持ちがよさそうな場所でしたが、
立っていたら飛ばされそうな程風が強く、とにかく寒い・・。
写真を数枚撮って、逃げ去るように登山道に戻りました。
 そこから「にゅう」まではほとんど下りでしたが、木の根
が出ていて、石もありました。ここは下に岩盤があるのか
根が張れないようで、岩の上で根元から揺れている樹も
ありました。強くて冷たい風もやむことなく吹いていて、
樹と樹がふれ合って、古いブランコのようにギシギシと音
を立てていました。
 「にゅう」は感じで書くと「乳」ですが、その形が女性の
乳房に似ているからでしょうか。丸く突き出た岩山でした。
すぐそこに頂上が見えたのですが、風が強かったので、
あきらめて姿だけ見ました。しかし、にゅうの登り口から
遠く富士山を望むことができました。
 「にゅう」までの道は途中から崖沿いになり、樹があった
ので、怖くはありませんでしたが、時々立ち止まって樹の
間から向こうの山を眺めました。その山との間の右側の方
から霧が流れていて、今にもこちらまでやって来そうでした。
 空を見上げると雲も早く、間近に見えてクラクラしました。
怖いくらいでした。
 この日は午後になっても霜柱が溶けないほど寒く、とう
とうリュックからフリースのベストを取り出して着ました。
 「にゅう」から降りていくと、段々とまた苔の林に変わって
いきました。湿地らしく、先に歩いた登山者の靴跡が泥地
にたくさん残っていました。
 にゅうから1時間少し歩くと、ようやく白駒池が見えてき
ました。時間は3時10分頃だったかな・・。そこでしばし
おやつタイム。それからストックが倒れた方向、右方向に
歩いて行きました。
 池の周囲には木道が整備されています。紅葉は残念
ながら、まったく残っていませんでした。
 写真を撮りながら白駒荘まで歩きました。途中、木道は
池から離れ、苔が美しい林を通って行きました。前回の
登山でも写真を撮ったところにストックを忘れたのですが、
今回もボート乗り場付近の樹に立てかけたまましばらく
歩いてしまったので、取りに戻り、少し時間をロスしました。
 白駒池は駐車場から15分ほどということもあり、4時近く
になっても観光客が訪れていました。夏や秋の観光シーズ
ンにはスゴイ人手のことでしょう。
 午後4時には麦草峠に戻っているはずでしたが、4時20
分頃になっていました。秋の夕暮れはつるべ落としと言い
ますが、まだ暗くならないうちに戻って来られてホッとし
した。
 
fuji
sirakomaike
上:にゅうへの登山道から見た富士山
下:白駒池

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子育て講演会

 12日は、子どももいないのに、近隣のI市のI小学校
に子育て講演会を聴きに行ってきました。
 講師は手話通訳士の丸山浩路さん。NHKの手話
ニュースでもおなじみの方です。最近では、講演活
動というか、パフォーマンスを中心に活動されている
ようです。
 わたしは以前、手話サークルに入っていたことが
あって、丸山さんに興味があったので、聴きにいった
のでした。

 I小の体育館。もう夜になると寒いくらいです。
 はじめはまばらだった聴講者も、開演の19時には
2/3ほどになっていました。
 PTAと地区の社会福祉協議会、育成会との合同
主催の講演会でしたが、講演に先立って挨拶と講師
の紹介が終わると、幕はしまったまま、坂本九さんの
「上を向いて歩こう」が流れてきました。そして、幕が
上がり、丸山さんが手話で歌いながら登場してきま
した。
 体格は小柄な方でしたが、体全体を使って表現す
るのはテレビで拝見する通りです。
 まず、小学校の創立100周年の記念講演に呼ば
れた時の話。何とか90分持たせようと張り切って
ステージに現れた丸山さんに「バカ」と言った児童が
いたそうです。しーんと静まりかえった会場・・誰が
言ったか探し始める先生。丸山さんは、その子どもは
正直、とにかく止まってしまった空気を動かさないと、
と考え咄嗟に出た「イェ~イ!」指は国際body language
第二号「I love you」の形でした。愛・地球博でも使わ
れていたこの「I love you」をI地区から広めましょう!
そうおっしゃって、会場を沸かせました。

 そして、人の寄せては返す波と同じ、という話をされ
ました。 波は、大きかったり、小さかったり、ひとつと
して同じ形のものはありません。人間も同じです。
そして、それを認めて、受け止めるところからはじめま
しょうと話されました。

 子どもが生まれた時、親は五体満足で生まれただけ
でよかった。でも、大きくなるに連れ、親は子どもに色々
なことをのぞむ、そして、「~しなさい」「まだ~やってな
いの」とガミガミ言い、お母さんはヤマンバになってしま
っている。どうしてもっとやさしい言い方ができなくなる
のか・・。

 親は子どもと同じ年なんだそうです。
 子どもを育てさせていただいているのだとおっしゃって
いました。
 そして、親は地域を育て、地域が子どもを育てるのだ
とも。

 夫婦のことにはこんな事を言っていました。
 夫婦に大切なのは、愛しさ、尊敬、理解の三つ、一年
に二回そう思えれば、その夫婦は大丈夫です。
 
 一円倍増30日という話もされました。
 一日目は一円、二日目は2円というように一日ごとに
倍にして行くと、10日目は512円、20日目では
524.288円。29日目は134,217,728円、30日
目には、なんと268,435,456円になります。たかが
1円もバカになりません。
 こんな風に、ちっぽけな思いでも積み上げれば大きく
なるのだということをおっしゃっていました。
 人の出会いもまた同じです。たくさんの出会いを積み
重ねていくことが大切なのです。

 それから、聴覚障害者の両親を持った少年の話をされ
ました。
 高校に入った山田太郎少年。担任のごいち先生は
なぜか自分だけ名字ではなく、名前の太郎で呼びます。
太郎はそれが気に入りません。
 そんなある日、先生が体調を崩されて入院しました。
先生に病院に呼ばれた太郎は、先生がやせこけて、
髪の毛もなく、苦しそうにしているのを見て驚きます。
でも、先生は荒い息の下で太郎に話します。
 太郎と同じ小学校に息子を持つ先生は、3年前にこん
な作文に出会います。ある日同級生とけんかした作文
の作者の少年は、けんかの相手にこう言われました。
「お前の父ちゃん、お前の名前を呼べないじゃないか」と。
その少年は家に帰ってお父さんに泣きつきます。
「父ちゃん、俺の名前を一度でいいから呼んでくれよ。
運動会で転んだ時も、他の子は名前を呼ぶ声が聞こえ
たのに、俺の名前だけ聞こえなかった。父ちゃん、名前
を呼んでくよ」
 そんな少年に父親は言いました。
「お前の母さんも、お前と同じ事を言ったんだ。お前が生
まれたとき、聞こえない耳を赤ん坊の口元にくっつけて、
鳴き声が聞こえないと泣いた。でも、私は、聞こえないの
なら、聞こえない父親の中で最高の父親になろうと決めた。
だからお前も、聞こえない両親から生まれた子供として、
最高の子どもになろうと考えてくれないか」と。
 太郎が入学して、両親が聴覚障害者と知った先生は、
その作文を思い出し、その作者が太郎であったことを知
りました。そして、先生は、名前で呼ばれることのない
太郎には父親になった気持ちで名前で呼んでいたのだ
と告げました。
 太郎はそんな先生に「先生が社会見学の時、バスが
わからなくて迷っている俺を名前で呼んでくれて、父ちゃん
に呼ばれたみたいで嬉しかった。元気になって、これから
も名前で呼べよ」と言いました。
 でも先生はそれから4日間昏睡状態になり、亡くなった
そうです。

 そして、丸山さんは、最後に出会いの大切さを、やはり
手話を交えながら歌いました。

 人は誰かの役に立って喜ばれる生き方をするよにとも
言いました。

 私が書くとつまらないですが、丸山さんは親子の会話、
夫婦の会話を再現しながら、大きな身振り手振りで話し
てくださって、あっと言う間の90分でした。

 終わった後、会場の雰囲気がとても和やかになってい
ましたが、決して軽くはない話に、心の深いところに、
ずっしりと言葉が残りました。

 丸山さんは、もう一度聴きたい講演者ナンバー1だそう
ですが、講演を聴くのもひとつの出会い、丸山さんのお話
に出会えてよかったと思いました。

 メモを取ってなかったので、言葉など正確でない部分が
多々あります。うまくお伝えできないのが悔しいです。
 なので、近くで丸山さんの講演があったら、ぜひご参加
ください。

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秋の雲

 10月に入り、だいぶ秋らしくなって来ました。
家の周りの田んぼもだいぶ稲刈りが終わって
います。

 このところお天気が悪い日が続いています。
今日も雨こそ降りませんでしたが、曇りがちな
天気でした。

 ふと空を見上げると、秋の雲って、ほんとうに
いろんなのがあります。

 一番近くに今にも雨を降らせそうな黒い雲が
あったのですが、その上に空を覆うもこもこし
た雲、その雲間からさらに高いところに薄い雲
がありました。

 すかっとした日本晴れも秋らしいと思いますが、
いろんな種類の雲を見られるのも、秋ならでは
ですね。

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